解剖

解剖きつい。外科は向いていないな・・・

私が医学部を目指したのは、「外科医の医師になってゴッドハンドとして名声を浴びたい!」「VIPの手術を任されるような立派な外科医になりたい!」といった野望があったからでもあります。ですが、そんな私の野望が打ち砕かれたのは、医学部2年生のときでした。

医学部2年生では、解剖学実習が始まります。解剖実習、正直きつかったです……。解剖実習というと、生物の授業のカエルやラットの解剖をイメージするかもしれませんが、医学部の解剖は違います。将来の医者となる私たちの実習のために、死後に遺体を提供してくださることを決めてくださっている患者さんたいます。そういった方のご遺体を「献体」と呼び、そのおかげで医学生は初めて、人体解剖を経験するのです。

初めての人体解剖をおそれて不安がっていた友人もいました。私は、実際にいざ解剖実習が始まるぞというときになって、遺体と向き合うこと、人体にメスを入れることなどについて耐えられない思いがこみ上げてきてしまいました。なんとか頑張って単位は取得しましたが、とてもではないけれど、手術を専門とする外科は向いていないな、内科の方が良いかな、と感じています。

医学部に入って、専門医になりたい科があっても、私のように途中で進路変更を余儀なくされる場合もあります。専門の変更は決して悪いことではありませんので、自分は何科に向いているのか、じっくり考えると良いでしょう。