カテゴリー別アーカイブ: 医学部の勉強

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医学部の定期試験は難しい?

医学部といえば、高校生の方にとっては、とにかく入るのが難しいというイメージがあるかもしれませんが、実はハードなのは大学に入ってからこそです。医学部の勉強がどれくらいきついのか、ご紹介します。

医学部といっても、1年生のうちは他の学部と同じです。第二外国語やさまざまな一般教養科目を学びます。医学部らしい勉強は2年目からはじまります。2年生の最大の難関といえば、解剖実習でしょう。「実習」と聞くと”一回体験しておしまい”と思われるかもしれませんが、解剖実習という科目があり、毎週のようにメスを持って半日にもわたる解剖をし続け、終わったらレポートを書く日々です。もちろん、授業は解剖実習だけでなく、様々な実習系の授業が増えるので、2年生からは急に忙しくなるといえるでしょう。

同様に、3年目はメジャー臓器系の勉強、4年目ではマイナー臓器系や公衆衛生などを学びます。4年生の最後には、5年生からの病院実習(ポリクリ)に臨めるかどうかの試験があります。

医学部の大変なところは、定期試験をひとつでも落とすと進級できず留年してしまったりすることです。また、日々の課題をこなしながらの勉強は思いのほかきついです。日程的にも余裕がないなか、確実に点数を取るためには、先輩などから伝授されてきたノートや過去問を最大限活用してください。

医学部 授業

医学部の授業は実際どんな感じ?

これから医学部受験を考えている皆さん、将来医師になりたい皆さん。医学部の授業というのはどんなものなのでしょうか。6年間でどのようなことを学ぶのか、一般的なところをご紹介してみましょう。

まず、大学1年生は、実は医学部でも他の学部でもあまり差異はありません。一般教養(学生たちの間では「パンキョー」と呼ばれることも)といって、英語はもちろん、ドイツ語などの第二外国語、それからほかの一般的な科目を学びます。卒業するのに必要な分野の授業を、必要な単位数取っておきましょう。時間割を自分で組むというのは、いかにも大学生らしくてなんだかうれしく感じるかもしれません。医大生が比較的時間に余裕があるのは、実は1年目だけなので、しっかりアルバイトして稼いでおきたいという人は、できるだけ時間割をまとめて、アルバイトの時間をまとめて確保できるようにしておくのがおすすめです。

2年生からは、医学部らしい勉強が始まります。解剖学、生理学、生化学などといった医療概論の授業が始まり、秋には解剖実習が始まります。座学での基礎医学は3年生でも続きますが、3年生では臨床も始まります。

4年生からはテストの量がぐんと増えます。留年していては実習に進めませんので、先輩のノートや過去問を頼りにしながら毎週毎週勉強漬けの日々です。

5年生からは、病院実習(いわゆる「ポリクリ」)が始まります。ポリクリをこなしながら、6年生の最後に受ける国家試験の勉強を始めます。

このように、医学部というのは非常に忙しい学部です。医学部に合格するとどうしても羽を伸ばしたくはなりますが、少なくとも2年生からはしっかり勉強し、医者への道を歩みましょう。

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医学部は本当に忙しいのか?現役医学部生が実態を語る

医学部を目指している受験生の皆さんにとって、医学生の実際のキャンパスライフとはどのようなものなのか、気になるところでしょう。「医者にはなりたいけれど、医学部は忙しいからやめようかな」という方はまずいらっしゃらないとは思いますが、後々、「こんなはずじゃなかった……」と思わないためにも、参考にしてみてください。

まず、大学1年生。1年生のうちは、実は他学部とそう変わりません。第二外国語をはじめとする、いわゆる「一般教養」と呼ばれる授業を受けます。バイトやサークル活動に明け暮れる医学生も多いです。受験勉強から解放されて”大学デビュー”する気持ちもわかります。ここで、浮かれすぎずに必修単位数は落とさないようにしておきましょう。

医学生が医学の勉強を始めるのは、2年生からです。2年生の後期からは、解剖実習が始まります。学年が上がれば上がるほど、専門的(医学的)な内容が増えてきますし、必要な勉強時間も増えてきます。3年生からはテストの回数も格段に増え、毎週のようにテストをこなさないといけません。留年してしまうようなことがあっては大変ですから、医学生の生活は大変ともいえます。

5年・6年は病院実習もありますから、さらに生活リズムはタイトなものとなるでしょう。また、5年生からは国家試験対策も必要となります。医学生には親御さんがお医者様だったりご実家が病院だという方も多いですが、苦学生の方なら、1~2年の間にしっかりバイトをして、ゆっくり勉強できる環境を整えておくのがおすすめです。また、短期留学などをお考えなら、2年生の夏休みまでに済ませておきましょう。

ポリクリ

実際にポリクリしてみて、医師になれるかどうか自信をなくした・・・

医学部5年生は、ポリクリの時期です。ポリクリとは、病棟実習のこと。医学部5年生はまだ医者ではありませんが、実際に病棟に入るというのはなかなかの経験です。ポリクリでは多くの科に実習に行きます。希望する専門科が決まっている人も、その科以外の科への実習も行きます。逆に、何かの医師になるかを決めていない人は、ポリクリで経験する科の中から、自分に合った科はどれかを考えることができるのも、ポリクリです。

ポリクリが楽しいという医学生もいます。学年が上がるにつれて、実際の医師の業務に近いことを経験できるのが嬉しくて仕方がないという人たちです。

一方私は、実際にポリクリしてみて、本当に医師になれるのだろうかと自信を無くしてしまいました。医学部に入ってここまでの成績は、そこまで落ちこぼれということもありません。ですが、ポリクリは本当に辛くて……。

ポリクリが辛いのには、理由があります。まず、患者さんと話をするのが緊張するのです。それから、実習の科が変わるごとに人間関係が変わるのもつらい。医者の人間関係というのは特殊ですし、国家試験に受かった後も医局で経験を積まなくてはなりませんから、この人間関係というのは必須なのですが、ポリクリつらいポイントランキングでも上位に挙げられそうなのが、人間関係です。

ここであきらめずに頑張っていれば、高い確率で近い将来医者になれるわけですから、国立大学の医学部であろうと私立大学の医学部や医大であろうと、ポリクリは頑張らないといけません。ですが、本当に医者としてやっていけるのかどうか悩んでいるのは、私だけではありません。医学部は頑張って卒業するけれど、医師にはならずに仕事をするという選択肢なども視野に入れつつ、できるだけ医学部で頑張っていくべきかなとは思います……。

解剖

解剖きつい。外科は向いていないな・・・

私が医学部を目指したのは、「外科医の医師になってゴッドハンドとして名声を浴びたい!」「VIPの手術を任されるような立派な外科医になりたい!」といった野望があったからでもあります。ですが、そんな私の野望が打ち砕かれたのは、医学部2年生のときでした。

医学部2年生では、解剖学実習が始まります。解剖実習、正直きつかったです……。解剖実習というと、生物の授業のカエルやラットの解剖をイメージするかもしれませんが、医学部の解剖は違います。将来の医者となる私たちの実習のために、死後に遺体を提供してくださることを決めてくださっている患者さんたいます。そういった方のご遺体を「献体」と呼び、そのおかげで医学生は初めて、人体解剖を経験するのです。

初めての人体解剖をおそれて不安がっていた友人もいました。私は、実際にいざ解剖実習が始まるぞというときになって、遺体と向き合うこと、人体にメスを入れることなどについて耐えられない思いがこみ上げてきてしまいました。なんとか頑張って単位は取得しましたが、とてもではないけれど、手術を専門とする外科は向いていないな、内科の方が良いかな、と感じています。

医学部に入って、専門医になりたい科があっても、私のように途中で進路変更を余儀なくされる場合もあります。専門の変更は決して悪いことではありませんので、自分は何科に向いているのか、じっくり考えると良いでしょう。

医師になる事を考える

医学部の勉強がきつい・・・。そこまでして医師になりたいのか考える

医学部受験を見事クリアしたとき、私はもう半分以上医者になれたような気分になっていました。医学部受験は私にとって相当難しいつらい道程でしたし、大変でした。そんな受験勉強からようやく解放され、これからは楽しいキャンパスライフが過ごせると思っていました。ですが、医学部は、入ったら入ったで勉強きつい学部でした。

具体的に医学部の勉強のどんなところがきついのか、ご紹介しましょう。1年目はまだ、他学部とそう変わらないキャンパスライフが過ごせます。とはいえ、最低限の履修科目などを落としていると、2年生に上がれないので、物理系、化学系、生物系などは実習も含めてきちんと単位を取っていかないといけません。

2年生からは解剖などの実習が始まります。実習準備→実習→レポート……が毎日のように続きます。体力勝負という点でもつらいです。さらに、薬学系の授業なども本格化するので大変さが増しましです。暗記することが多いので、勉強量が膨らんでいきます。脱落者も増えてき始めるのがこの頃です。

3年生は国家試験に関わる山場ともいえる臨床実習が目白押しです。そして4年生の最後にはポリクリに進めるかどうかの最大の試験、CBTがあります。そして、最大の難関、5年のポリクリを経て、6年生の終わりには国家試験を受けます。

何かと前倒しにしっかり勉強をしていかないと、各試験各試験の直前に大変な思いをします。私は、もっとキャンパスライフを楽しみたかったのに、試験勉強に追い立てられるまま医学生ライフが進んでいってしまっています。あまりのつらさに、本当に医師になりたいのかと自問することもしばしばあります……。